Urban Blueberry's Life

都内のマンションのバルコニーで楽しんでいるブルーベリー栽培のブログです

ラビットアイ系の収穫

ハイブッシュ系の収穫が7月中旬に終わり、同時にラビットアイ系が色付き始めます。温暖化の影響か、今年は、7月から異常なほどの猛暑が続き、実付きにも少し異常が見られました。例年9月中旬まで収穫ができますが、今年は早く終わりそうです。

限られた面積のルーフバルコニーで、栽培の中心が、ハイブッシュ系になっとこともあり、ラビットアイ系のブルーベリー栽培は、縮小気味です。
現在栽培している品種は、以下のみになります。
ブライトウェル、フェスティバル、バルドウィン、残りはライセンス栽培契約のオクラッカニー、タイタン、クレイワー、フクベリーの7種17本です。
当地の気候条件が前提になりますが、この中では、フェスティバルが最も早熟で、次いでブライトウェル、タイタン、クレイワー、比較的晩生なのが、オクラニカニー、バルドウィン、フクベリーといった感じになります。フクベリーは特に晩生で、例年は、9月後半まで収穫ができます。
ラビットアイ系の名前の由来が、成熟途中にウサギの目のように赤くなることで、この傾向が顕著に見られるのが、上記品種では、オクラッカニーとバルドウィンです。
▼冒頭の写真と同じ(7/14時点)ですが、バルドウィンです。実によって早く色付きますが、かなり、ばらつきがあります。

▼こちらは、8/11になります。未だラビットアイ色の実が混ざります。かなり熟期が長い品種ですが、早採りすると、結構酸味があります。

ラビットアイ系で特に大粒の品種が、タイタンとクレイワーです。いずれも日本では、大関ナーセリーとライセンス契約が必要な品種です。タイタンの方が、リリース時期は早く、数本購入しましたが、現在生き残っているのは、1本のみです。確かにかなり大粒の品種ですが、我が家では、生産性はあまり高くなく、完熟しないと甘くならない、雨で落果しやすい等、ちょっと難しい品種のように感じています。評価の高い品種なので栽培環境の問題かと思いますが....。クレイワーの方は、タイタンリリース後の数年後にリリースされており、2本ほど購入しましたが、1本は枯れてしまい、樹勢は、当初いまいちと感じましたが、残りの1本は、今年多くの実を付けました。とはいえ、同じ大関ナーセリーのライセンス販売のオクラニッカーに、生産性は遥かに及びません。

▼左は、ブライトウェル等(こちらも大粒です)、右がクレイワーです。

▼2cmを超える実がそこそこ成ります。甘みも十分です。収穫量、食味から、個人的には、タイタンより高く評価しています。

▼こちらは、オクラニッカーです。樹勢、粒の大きさ(何故か、最初は小さいのですが、成熟すると大粒になります)と樹勢・豊産性・食味の点で、現栽培品種の中では、フクベリーと共に大のお気に入りで、

例年8月近くなると、大粒になるのですが、今年はちょっと違いました。
7月末から8月上旬にかけて、35度前後の日が続き、特に日当たりの良い場所のものは、水不足もあったのか、柔らかくなったり、干乾びた実が結構目立ちます。これらの実は甘いのですが、食感については、ダメです。

今年から、昨年までのスプリンクラー的な散水ノイズでの水やりから、点滴の水やりに替えたもの影響が出ているのかもしれません。
例年熟すと大きくなる実も今年は、小さいままです。8月中旬時点で、既に収穫は終わりに近づいています。
当地は、東京の中でも毎度メディアに取り上げられる暑い地域で、かつマンションのルーフバルコニーという照り返しの強い栽培場所にこの温暖化による?熱波は厳しいようです。
ちなみに、ブルーベリー以外に、僅かながら野菜もプランター栽培していますが、7月中旬以降、インゲンは全く採れず、例年暑さに強いトマトもダメです。
来年以降、遮光やミストシャワー、水やり頻度等、急激な温暖化への対応が必要なようです。