Urban Blueberry's Life

都内のマンションのバルコニーで楽しんでいるブルーベリー栽培のブログです

ラビットアイ系の開花

4月も2週目になり、当地では、ハイブッシュ系のブルーベリーの花の多くは、終わりに近づき、替わって、ラビットアイ系の品種が開花し始めています。ラビットアイ系の品種はここ数年絞り込んでおり、本数も限られますが、樹齢も上がっているので、9月後半まで、比較的安定した収穫が見込めます。

かつては、かなりの品種を栽培してきましたが、現在栽培しているラビット系品種は、
ブライトウェル、ボールドウィン、フェスティバル、オクラニッカー、フクベリー、クレイワー、タイタンの7種類のみです。
限られたスペースなので、種のざらつきが少なく、収穫量が期待できる品種に絞り込んだ結果です。加えて収穫時期の長さも加味しています。

クレイワー(Krewer)/ ラビットアイ系

現在栽培しているラビットアイ系の品種のなかで、開花が一番早かった人酒です。
大関ナーセリーのパテント契約品種で、米ジョージア大学の元教授名から命名されたようです。数年前に売り出されすぐに2鉢購入しましたが、現在は1鉢のみ残っています。宣伝文句通り、かなり大きい実がなりますが、我が家では樹勢はいまいちで、収穫量もあまり多くありません。日照量や受粉の関係かもしれません。果実の大きさ、風味含めて、同じ特大品種のタイタンに似ています。

フクベリー(Fukuberry)/ ラビットアイ系

東京練馬区の福田さんによって生み出された国産パテント品種です。家が近いこともあり、10年ほど前に、直接福田さんのお宅を訪ね、苗を譲っていただきました。交配種ではなく、ティフブルーの突然変異種のようで、原木も見せてもらいましたが、性質・食味はティフブルーとは全く違います。当地でも10月まで収穫ができる超晩生種ですが、果実の大きさ、風味、収穫量、樹勢と全てに秀でています。同原産地と同じ気候で育てていることもあるのかもしれません。唯一の欠点は、樹勢が暴れることです。
超晩生種でありながら、花期は早く、4月上旬には咲き始めます。

ブライトウェル(Brightwell)/ ラビットアイ系

ホームセンターでもよく売られているポピュラーな品種ですが、ラビットアイの平均に比べると果実の種のざらつきは少なめと思います。かなりの豊産種なので、栽培を続けています。現在栽培しているラビットアイ系の中でも開花時期は遅い方で、4月9日時点で、まだ蕾が結構残っています。

ボールドウィン(Baldwin)/ ラビットアイ系

こちらも、ホームセンターで入手可能なレガシー品種です。生産性は、やや劣りますが、果実の種のざらつきは比較的少なく風味良好な品種です。

オクラッカニー(Ochlockonee)/ ラビットアイ系

大関ナーセリーのパテント契約品種です。「ティフブルー」と「メンデイト」との交配品種ですが、親品種に似ず、種のざらつきは少ない大実品種です。これまで、累計で10鉢ほど栽培しているお気に入りで、収量は多く、樹勢も強く、フクベリーと並ぶ優良な晩生品種ですが、若干樹によってばらつきがでる印象です。
蕾~開花初期までは、強めのピンクが混ざります。

タイタン(Titan)/ ラビットアイ系

大関ナーセリーのパテント契約品種(ジョージア大学)です。前述のクレイワーより数年前から販売されており、極特大の果実が成るとこから人気が高い品種のようです。謳い文句では、豊産品種のようですが、数鉢育てたところでは、生産性はあまり感じません。栽培している場所の日当たりのせいかもしれませんが、熟すのに時間がかかり、早摘みすると酸味を結構感じます。条件が整えば、素晴らしい品種のようですが、クレイワー同様やや気難しい印象を持っています。雨による劣化や落花がやや多いようです。

ラビットアイ系品種の花が満開になる時期に、ハイブッシュの極早生種は、結実が始まります。
↓4/9のOPIの様子です。

開花期に雨が多く、風の強い日も続きましたが、まあまあ順調のようです。