Urban Blueberry's Life

都内のマンションのバルコニーで楽しんでいるブルーベリー栽培のブログです

ハイブッシュ系早生~中生種の開花

2013年4月1日時点での開花状況です。この時期、サザンハイブッシュ系に加えて、ノーザンハイブッシュ系の品種の開花が広がります。3月中に満開となる品種の多くは、比較的新しいサザンハイブッシュ系のパテント・ライセンスの品種が多くを占めます。

リベイル(Reveille)/ サザンハイブッシュ系

蕾の状態では、かなりピンクがかっていますが、開花するにつれて、ピンクが消えていきます。実は甘いですが、中粒種で、自家受紛しないようで、実付きはそれほど良くはありません。

蕾(3月中旬)の状態は、かなり濃いピンクです。

カミール(Camille)/ サザンハイブッシュ系

オーシャン貿易のパテント品種(ジョージア大学)です。5年生になりますが、結構樹勢は強いです。果実の食味は昨年はまずまずでしたが、正しく評価できそうなのは、今年からになるかと思います。

TH-605 / サザンハイブッシュ系

カミール同様オーシャン貿易のパテント品種(ジョージア大学)です。5年生になります。樹勢は結構強いですが、果実の風味評価は未だ定りません。蕾はピンクがかっていますが、花は、少し緑がかったクリームイエローです。開花期はカミールより少し遅いようです。

↓3月上旬の状態です。

パルメットー( Palmetto)/ サザンハイブッシュ系

こちらもオーシャン貿易のパテント品種(ジョージア大学)です。樹勢は強く、豊産性品種のようですが、果実の風味は昨年は定まりませんでした。

ウィンザー(Windsor)/ サザンハイブッシュ系

こちらもオーシャン貿易のパテント品種(フロリダ大学)です。

スージーブルー(Suziblue)/ サザンハイブッシュ系

大関ナーセリーのパテント品種(ジョージア大学)です。割と小さな花ですが、樹齢が上がったここ数年は、収穫量は多くなり、甘い大きな実を付けます。気に入っているので、今年追加入手して、養液栽培に加えました。実の割に小さな花です。

ファージング(Suziblue)/ サザンハイブッシュ系

大関ナーセリーのパテント品種(フロリダ大学)です。片親は、上述のウィンザーです。フロリダ大学の品種の中では、開花は遅い品種のようで、4月に入って開花し始めました。蕾はピンクです。

フロリダサファイア(Florida Sapphire)/ サザンハイブッシュ系

大関ナーセリーのパテント品種(フロリダ大学)です。かなり前から栽培していますが、樹勢はあまり強くなく、収量も安定せず、難しい品種という印象ですが、中粒の果実の甘さは最高です。樹勢の弱さの克服を期待して、今年の養液栽培に1鉢加えました。小さな花ですが、丸い実がなります。

オーゼキブルー(Ozeki Blue)/ ハイブリッド種

大関ナーセリーのパテント品種(アンカンーソー大学)です。果実は結構甘いですが、多くの花が付くので、適当に摘花しないと、小粒になる傾向があります。

スパルタン(Spartan)/ ノーザンハイブッシュ系

ノーザンハイブッシュの早生種で、開花時期も早く、3月中旬~4月上旬には咲き揃います。大粒種だけあり、大きめの提灯型の花が多く咲きます。隣にオニールがありますが、花の形や大きさが結構似ています。クラスタ状に花が咲く豊産種です。

ハーナンズ・チョイス(Hannah`s Choice)/ ノーザンハイブッシュ系

栽培して3年ほどになりますが、結実は、あまりぱっとしません。花の数も少ないです。接木ですが、当地の気候にはあまり合わないのかもしれません。

カーラーズ・チョイス(Cara’s Choice)/ ノーザンハイブッシュ系

ハンナーズ・チョイスと同じノーザンハイブッシュ系ですが、こちらの方は、樹勢も強く、多くの花・実がなります。熟成までにやや時間がかかりますが、完熟果実の風味は優れています。

エチョータ(Echota)/ ノーザンハイブッシュ系

大実で風味も良く、そこそこ収穫量も多いので、お気に入りの品種です。個人的には、ノーザンハイブッシュ系では、スパルタンに次ぐ評価をしています。花の形も似ています。ただ、追加で何本か購入した接木苗は、樹勢がいまいちです。当地では、少し難しい品種かもしれません。

デニーズ(Denise)/ ノーザンハイブッシュ系

樹齢の高さもあり、毎年かなり大きな実を付けます。ただ、完熟するまで結構時間がかかります。一応中生種のようですが、完熟までを考えるとハイブッシュ系としては晩生種に近い印象です。

シエラ(Sierra)/ ノーザンハイブッシュ系

数年前に接木の大苗で購入しましたが、生産性はあまり良くありません。果実はそこそこ大きいものの、隣接しているレガシーと比べても、樹勢・生産性で劣ります。

レガシー(Legacy)/ ノーザンハイブッシュ系

名前の通りレガシーな品種です。樹勢が強く、かなりの数の花を付ける中生種ですが、結構長い期間収穫できます。

このところ風が強い日が多く、例年に比べ落花が多いように思います。4月に入って、ようやく受粉昆虫(蜂)が見られるようになりましたが、まだ数は少ないうえに、受粉に有効な熊蜂の姿を見かけません。ちょっと受粉が心配です。