Urban Blueberry's Life

都内のマンションのバルコニーで楽しんでいるブルーベリー栽培のブログです

ハイブッシュ系極早生種の開花

2023年3月、サザンハイブッシュ系を中心に開花が始まりました。3月上旬から中旬に暖かな日が何日か続き、早生種が一気に咲きました。3月中旬時点で開花している品種について書きます。

スノーチェイサー(Snow Chaser)/ サザンハイブッシュ系

栽培している約40種なかで、最も早く開花が始まるのがスノーチェイサーです。毎年、なんと、12月頃から咲き始めてしまい、3月には殆どが散ってしまいます。当然ながら咲初めには、受粉花となる他の品種はありませんが、ある程度は、自家受粉するようです。蕾にはピンクが入りますが、花は白色で、結構大量の花が咲きます。

ユーリカ(Eureka)/ サザンハイブッシュ系

大関ナーセリー専売のオーストラリア原産のパテント品種です。商業販売用で、以前は、当初は5本以上でないと購入できませんでしたが、最近は3本から購入可能になっているようです。
スノーチェイサーほどではありませんが、2月末から3月初めから開花する極早生種です。昨年購入した3年生苗を初めての養液栽培したものです。大粒の果実だけあって、縦長の大きな白い花をつけます。

OPI / サザンハイブッシュ系

ユーリカと同時期から大関ナーセリーで販売されているオーストラリア原産の極早生種です。開花時期もほぼ同じであることから、ユーリカの受粉用を兼ねて、昨年初めて購入し、ユーリカとともに養液栽培を行っています。小さめの白い花が大量に咲きます。

ケストラル(Kestrel)/ サザンハイブッシュ系

フロリダ原産の大関ナーセリーのパテント品種です。提灯型の白い花が咲きます。

スプリングハイ(Springhigh)/ サザンハイブッシュ系

フロリダ原産のオーシャン貿易の専売パテント品種で、毎年、オーシャン貿易のオンラインショップで販売とともの即日完売する人気種です。最大7gを超える甘みの強い極大粒種ですが、酸度が低く、人によって評価が分かれる品種かと思います。果実の大きさと甘みから一般受けはする品種だと思います。熟すのも早いですが、収穫期間は比較的短かい印象です。実の大きさの割には、小さい花です。

サンタ・フェ(Santa Fe)/ サザンハイブッシュ系

数年前にスプリングハイと一緒にオーシャン貿易から買いましたが、今年は扱いがないようです。ただパテントが切れたのか、普通に流通しているようです。スプリングハイ同様、果実は大きく甘いですが、樹勢はあまり強くなく、昨年は、何故か結実が少なかったのが気になります。蕾はピンク、花もややピンクが混ざります。

ミスティ(Misty)/ サザンハイブッシュ系

10 年以上栽培している品種で、毎年膨大な数の花を付けるので、適当に摘花しないと果実が小さくなり熟すのにも時間がかかります。シルバーがかった緑の葉と独特の風味の果実で、お気に入りの品種のひとつです。

オニール(O'Neal )/ サザンハイブッシュ系

ノースカロライナ原産のレガシー品種で、ホームセンターでも普通に売っています。甘みが強い独特な風味で、お気に入りの品種で、何本か育てましたが、自根苗は殆どが、2,3年で枯れてしまいました。サザンハイブッシュなので、暑さには強いはずですが、水分過多とかに弱いのか、ちょっと繊細な印象があります。樹勢もあまり強くないようです。残ったのは接木の1本で、10年近く経つので、少し枯れが目立ってきていますが、毎年甘い大きな実をつけてくれます。コガネムシの幼虫により食害が多い品種のようです。

以上は、3月19日時点の開花状況ですが、ここ数日、当地では雨が続いており、かなりの数の花が落ちてしまっています。受紛昆虫もみられない時期なので、若干心配です。晴れた日を見計らって、人工授粉を試みる予定です。